テレワークが普及し、サテライトオフィス、シェアオフィス、コワーキングスペース、レンタルオフィスというものが社会に定着しました。
しかしこれら4種類のサービス内容の違いを皆様はしっかりと理解できていますでしょうか?
分かりそうで分からないこれらの違い本日から4回に分けてお伝えしていきたいと思います。
またどのような場合にどの施設を利用するのが適切なのかも解説致します。
サテライトオフィスとは、企業または団体の本拠から離れた所に設置されたオフィスのことです。本拠を中心としてみた時に衛星(サテライト)のように存在するオフィスとの意から命名されました。一般的には地方に設置されることが多く、地方創生というテーマと共に議論されることも多いです。しかし近年では働き方に向けた取り組みが各企業で積極的に行われるようになり、少しでも通勤や移動の時間を短縮するという目的で、都心やその周辺に本拠がある企業でも比較的近い距離にサテライトオフィスを設置するというケースも見受けられます。
地方にサテライトオフィスを設置するのは、都会ではなく自然豊かな環境で暮らしたいという考えを持つ人にあった働き方に対応できるのはもちろん、東日本大震災以降意識されているBCP(Business Continuity Plan・事業継続計画)対策になる他、都会でオフィスを賃貸するよりも賃料が安く済むというメリットがあります。
郊外にサテライトオフィスを設置する場合、在宅勤務では上手く働けない人に力を発揮してもらえることがあります。たとえば、家の中だとメリハリをつけられず成果が出せないという人もいますが、サテライトオフィスでしたら通勤時間は短く済み程よい緊張感の中で落ち着いて働けるでしょう。また、特殊な設備が必要という場合でも、本社・支社のような設備にはかなわずとも、その業務に適した設備をサテライトオフィスでしたら提供できます。
サテライトオフィスは今までアプローチすることができなかった場所の人や、自宅の近くで働きたい、働かざるを得ない人を受け入れることができ、多様で優秀な人材の確保・維持につながります。
サテライトオフィスの難しい点の1つは、開設する場所です。移動時間の削減を一つの目的とするため、どこに開設するかが重要となります。しかし、誰もにとってアクセスのいい場所はありませんから、どのような人向けに開設するかはっきりさせることが重要です。また、サテライトオフィスとの相性の悪い職種も多いでしょう。業種にもよりますが地方のサテライトオフィスは、顧客接点が少なく創造性を多く必要とする技術職には向いている一方、顧客が都心に集中している営業職には利用が難しい場合があります。逆に都心のサテライトオフィスは維持費等はかかるものの、営業効率の向上に加え、日常の刺激や交流という点で思わぬ効果を生み出す可能性があります。
次回はシェアオフィスについてお伝えさせて頂きます。
参照:https://www.workersresort.com/jp/facility/workstyle-reform/
コワーキングスペース運営専用トータルサポートシステム https://coworkers.fun
日本最大級のコワーキングポータルサイト
https://shigotoba.biz
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